最近ツイッターを始めた事で、いろいろな立場の方のお考えやその方たちの日常の一部を拝見させて頂くことができ、また、実際にツイッターやメール等を通して、様々な方と交流させていただく機会を得ることができました。
そこでは普通に生活していた中では出会わなかったであろう方たちがたくさん居て、今まで私が触れる事の無かった新しい価値観や考え方にたくさん気付かせていただいています。本当にありがとうございます。
その中で、私が女性ということもあってか、お仕事・家事・育児・介護・学業と様々な場所でご活躍されている女性の方から色んなお話を聞かせて頂くことも多く、その中で非常に苦労されているなと感じる部分も多くありました。本当に皆様お疲れ様です。
そんな折に触れ、私も日々勇気づけられています。
私は普段はお話を聞く側になることの方が多く、あまり自分のことを直接話をする機会もないので、今回は働く女性として、妻として、行政書士として私が体験してきた事や考えた事を書いてみようと思います。
女として・妻として・行政書士として葛藤の日々
私は今、妻として家事を行ないながら行政書士として仕事をし、もうすぐ3歳になる子を持つ母として育児を行ない、また、お腹の中には次の命も授かっています。
どれも諦めたくないと必死でこぼさないように活動してきたつもりですが、これら全てをうまくやれているわけではありません。
皆さんがイメージされているような、キラキラした丁寧な暮らしとはとても言えない日々ですし、あっちをたてればこっちがたたずといったように、仕事を特に頑張った日は家事に支障が出たり等しています。
仕事をしていない時間はしっかり子供と向き合って、出来る限り一緒の時間を過ごしたいと思っていますが、色んな邪魔が入ってそれもままならず、思うようにならない時は、母としてこれでいいのだろうかと葛藤する事も多いです。
妻(嫁)としても、開業前と比べれば圧倒的に夫や夫の実家に対して使っている時間は減り、家事の面だけではなく、妻や嫁としての働きも決して十分では無いのだろうということは、言われるまでもなく理解しているつもりなのです。
頑張れない自分はダメな自分
開業当初、全部を完璧にしなければならないと考えていた私は、自分の心にゆとりが持てず、周囲に対する配慮や優しさに欠けていた部分が沢山ありました。
私の中で、『いつも頑張るのが当たり前』であり、『頑張れない自分はダメな自分』と思い込んでいたのです。
周囲にいる子育て中の女性は、みんなとても真剣に子供と向き合って、子供にたくさん時間を使って、子供に良いもの、良いことを吸収させようと努力しているように見えました。
主婦をしている方は丁寧な暮らしをし、毎日夫や自分の周囲の方に気を配り、また自分に対しても優しい暮らしを整えているように見えていました。
お勤めをされている方は、お仕事や自分自身にプライドを持って日々研鑽されていて、とてもキラキラして見えました。
それらの事を、ほとんどの女性は笑顔で2役以上こなしていて、だから自分がそのレベルで出来ない事は自分が人よりも劣っている部分だと思っていました。
このときの私は、できない自分やダメな自分ばかりが目立って見えてしまうようになり、そんな自分がまたどうしようもなく思えて、自己嫌悪に苛まれていて、本当に心が荒んでいたと思います。
ありのままの自分を素直に受け入れて得られたモノ(私の場合)
ですが開業して3年を過ぎた辺りからでしょうか、仕事に少しゆとりが出来たからなのか、福祉の仕事と深く関わったおかげなのかもしれませんが、それは違ったんじゃないかと思うようになりました。
完璧に出来ない自分、どこかのだれかよりも劣っている自分を素直に受け入れられるようになりました。
そうすると、自然と心にゆとりが生まれ、それまでよりも少し視野が広くなったような気がしました。
素敵な女性たちに対しては素直に尊敬し、取り入れられる事は取り入れていこうと。
そして、それらと自分が出来ていない事とを繋げて考える必要なんて無くて、私なりの精一杯でも周囲の人たちに伝えられることはたくさんあるんだと気付けました。
肩肘を張って無理して潰れるまで頑張るのではなく、ダメな部分も隠さずに周囲としっかりコミュニケーションをとることで、助けて頂ける部分は助けを請い、こちらからも積極的に出来る事と出来ない事を提案した上で出来る事はしっかりと提供していく。それだけの事で日常が案外あっさりと円滑に進んだりするんですよね。
これは仕事でもプライベートでも意識的にそうしてきました。 そしてそれが案外お相手さまにも喜ばれることも多かったりしました(^^)
素直になるきっかけと難しさ
私の場合は、仕事へのゆとりと、福祉の仕事と深く関わることがきっかけで、ダメな自分を否定する事は違うのではないか?と思えるようになり、素直に自分を受け入れられるようになりましたが、正直同じような悩みを抱きながら日々過ごされている方も多くいらっしゃると思います。
安易な言い方かもしれませんが、こればかりは自分でそういったことに気付けるきっかけや自分を納得させるだけの時間というのが必要なんじゃないかなと思います。
待っているだけじゃ足りなくて、でも、考えすぎても行動しすぎても疲れちゃって、本当にこの時期は辛いですよね。
だから、こういう時期は色んな人に会って、いろんな価値観に触れて、色んな人に相談してみる。
というような、シンプルな行動だけをしていくという風にしてみてはどうかと思います。
もちろんそれだけで変わるとは言い切れません。ですが、行動や考えを複雑にするのではなく、ただシンプルにやることをきめて、それを淡々と、けれど確実にしっかりこなしていく。その中に、自分が変わるきっかけが時間とともに生まれてくる場合もあると思うのです。
私が頑張る皆さんへできる小さな後押し
今の私は行政書士としてはマイナスイメージになるかもしれない部分も積極的に見てもらおうと思ってツイッター等で発言しています。
頑張って頑張って頑張り続けている方に、そこまで無理しなくてもいいんだよって伝えたいからです。
士業だなんて良いカッコしていたって、中身は普通の人間で、ダメダメな部分もあって、全然キラキラしていないんです。でも諦めてないし、これからも諦めません。私は私なりにマイペースでやっていこうと思っています。
きっとみなさんにも絶対に自分に合う働き方や、新しく作っていく家庭環境や、実現したい自分像がそれぞれあって、それを少しでも叶えていくために毎日頑張っていらっしゃると思うし、実際にいつかそれらを手にする方法は必ずあると思うのです。
それを一緒に考えたり、お手伝いしたくて、私は女性の起業支援を事業の一つに盛り込んでいますが、起業する方だけではなく、全ての頑張っている女性を、一人の女性として応援したいと心から思っています。
一緒に頑張りましょう!!