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コロナショックと事業者と善と偽善と。

コロナショックにより様々な事業者さまが多大な影響を受けています。
社長一人だけの会社などの零細事業者さまは特にこれだけ経済活動が止まって入金が無い中で商売を維持するだけの体力がなく、四苦八苦している声をお聞きしています。

そうして今日を生き抜くことにも必死な方もいれば、当然、当面はまだなんとかなるという状況の事業者さまも居ます。
むしろ色んな意味で今がチャンスであるとさえ考えている人も少なくは無いでしょう。

影響を受けていない人は給付金もらうなとか、給付金は辞退するとか、むしろもらってから自分で納得できるところに寄付するとか、コロナ基金にみんな寄付すべきだとか、様々な立場から様々なご意見を述べていらっしゃる声をTwitterやテレビのインタビューなどでも見聞きします。

先行き不透明で、よくわからない不安感は強くあって、普段通りの生活も出来なくて、精神的にはそろそろ限界という状況もあると思います。

私の個人的な意見としては、やらない善よりやる偽善だという考えを持っています。
手を出さないなら口だすなというのも、今回のことに限らずいつも行動指針の1つとして持っています。

アマビエさまチャレンジ

とある運送会社さんが、自社のトラックに疫病退散の妖怪である『アマビエ様』のイラストを描いて各地へ荷物を届けているとのニュースを聞きました。

アマビエ様の姿を写して周りの人に見せると疫病から守られるというお話があるそうです。

各地を回る仕事だからこそ、何か出来ないかと一生懸命考えて行動に移した結果だと思います。
私はそのトラックを直接は見たことがありませんが、すごく素敵だなぁと思いました。

トラックにペイントするのだってお金がかかります。
偽善だ!コロナに乗じた売名だ!と糾弾するのは簡単ですが、こういうのは真心だと思って受け止めた方が自分が気持ちよく毎日を過ごせるのではないでしょうか。

まぁ、明らかに悪質な売名行為をしているケースもありますが、悪質でなくて誰にも迷惑をかけていないのであれば、宣伝したっていいと思います。(というか事業者ならば宣伝にも役立つかもしれないという考えが全くない人なんて居ないと思います。)

こちらは私の友人でありデザイナーのakiさんが描いたアマビエさまのイラストです。
SeeHopeDesign ⇒ https://see-hope-design.com/

現在Twitterではアマビエさまチャレンジ等と称して、自分が作成したアマビエさまに関する作品の画像をUPする活動が見られます。
私は絵も描けないし手芸もできないので、見る専での参加ですが、家に居て出来る楽しみとして、とても素晴らしい動きだなと感じています。

コロナ基金と関連商品の発生

いわゆるコロナ基金と呼ばれるものが各所で立ち上がりました。

大阪であれば、『大阪府新型コロナウイルス助け合い基金』という名称で大阪府が主体となって寄附金を募っています。
大阪府新型コロナウイルス助け合い基金 ⇒ http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=38102

公的な基金が立ち上がると、これまでコロナショックによって打撃を受けた人のために何かしたいと思っていても、参加の仕方がわからずに活動できなかった事業者が立ち上がって活動をするところが増えてきます。

『今回の売上げの〇%を助け合い基金に寄付しますので、ぜひこの商品を購入してください』というような性質の商品がたくさ生まれます。

ただ大阪府に寄付するだけだとなんとなくしり込みしちゃうけど、商品を買うだけでそれが寄付にもなるなら一石二鳥だよねと思って積極的に対象商品の購入をするという人が増えます。

これも単純にいいことだと思います。
便乗商法と言えばなんでもそうですが、買うか買わないかを決めるのは各々で、その購入した方それぞれに善意があることは確かで、それを促した事業者は少しでも多くの善意を集めて寄付という行動をしたことに変わりはありません。

どういう形で寄付に参加するかはそれぞれの判断に委ねられていますし、第三者が口を出すことではありません。
なんらかの形で参加したければする、参加したくないならしない、それでいいんじゃないでしょうか。

参加の有無を表明するもしないも本人の自由ですし、寄付してないのにしたって言う人は論外ですが、本当に寄付やボランティア活動をされている方が売名目的だろうと善意だろうと、出来る余力があるのに何もしていない人よりは立派だと私は思います。