コロナショックにより大変な状況を強いられてきた飲食業界が、緊急事態宣言によって更に窮地に追いやられています。
窮地なのは飲食業界だけではない!という話は正論ではありますが、自分の方が辛い!こっちだって辛い!なんて話をしていても暗い気持ちになるだけで何も良い事はありません。
私はTwitterにて、「今できることを粛々と積み上げていくしかないのでそのように行動している」という旨の発言を最近しています。
でもそれって具体的には一体なんなの?
という部分を今日は、自分が実際に参加してみて素敵だなと思ったアプリとともに書いてみようと思います。
『ごちめし』とは?
ごちめし ⇒ https://gochimeshi.com/
ごちめしとは、どんな遠方からでもアプリを通して自分や他の誰かに食事をごちそうできるというアプリケーションサービスです。
平たく説明しますと、ごちめしに加入している飲食店に、ごちめしというアプリを通して一般利用者であるアプリユーザーが、ご馳走したい人を設定して料金を先払いする。
すると、ご馳走された人はそのお店にいくとその人にとっては無料で食事を提供していただけるというシステムです。
もっとざっくりいうと、「先に料金支払っといたから好きな時に好きな人を連れてあの店でご飯食べてきなよ!」ってスマートにご馳走というギフトを贈ったり、紹介したいお店に足を運んでもらうためのアプリですね。
このアプリが始めた、『さきめし』という取組みがとてもいいなぁと思ったのです。
『さきめし』とは?
さきめしとは、外出自粛要請によりどんなに食べたくても今は行けない、または、営業休止をしてしまった自分のお気にいりのお店に、ごちめしの機能を使って「緊急事態宣言が終わってお店が再開したら絶対に食べに行くからお互いに頑張ろうね!」という『応援の気持ちで食事を先に購入しておく活動』です。
実際にやってみましたが、使い方はとても簡単でした。
①アプリをインストールする
②応援したい加盟店を選択する
③情報を登録して購入する
たったの3ステップです。
きっかけはFacebook
私の友人でもあり飲食店オーナーであるどっさんが、こんなことを投稿していました。
「お店が潰れてしまう時は、お客さんが来なくなった時でも、病気した時でも料理が出せなくなった時でもありません。現金が無くなった時です。」
このコメントを見て、はっとさせられました。
私にとっては、こんなに人気もあって美味しいどっさんのカレー屋さんが閉まるなんてあるわけがないと、なんとなくそう思っていたのです。
でも違うんだと。
いつも明るくて、インフルエンザに罹っても、交通事故にあっても、みんなを心配させない前向きなコメントで自分が辛い時ほど周りを励ましてきたどっさんが、こんな厳しいコメントを言うぐらい飲食業界の事態は深刻なんだと、恥ずかしながらようやく気が付いたのです。
そして、どっさんのお店であり私の大好きなカレー屋さん、『ジパングカリーカフェ』がさきめしに登録されたとの情報を受けて早速ダウンロードして購入させていただいたような次第です。
気持ちを行動で表すことの大切さ
私は行政書士という職業柄、様々な人から様々なご相談を受けます。
影響を大きく受ける業界だったり、罹患当事者やそのご家族、疾患を抱えた人や高齢者や子育て世代の人たち、みんながみんな、まずは自分たちを守ることに今必死になっている状況です。
私自身においても、幼稚園が閉まっているため子供を見ながら仕事を進めていたり、非常事態宣言により事務所も閉鎖して各自リモートワークに切替えたり、新規の営業許可のお仕事がキャンセルになったり、それなりに影響はうけています。
4月1日に法人化して、これからというときにご挨拶に伺う事も出来ず、当初予定していた活動計画は全て白紙になってしまいました。
だからって嘆いていても仕方がない。
自分の事は自分でしっかりやっていくしかない。
その上で、少しでもゆとりが生まれたら、ほんの少しだけでも身近な人への想いを行動に移していきたい。
そう考えて日々を過ごしています。
お金を使う事だけでは無いと思います。
「体調はどう?そちらは大丈夫?」って一言電話をするだけでもいい。
なんだったらLINEやメールでもいい。
そういう気持ちが少しの行動を伴って形になることで、ほっと肩の力が抜けたり、自分は1人じゃないから頑張ろうって思えたり、些細なことだけど案外大きな力になるものだと思っています。
だって、私自身がそういうお気持ちをいただいてとても嬉しく思えたから。
だから無理の無い範囲で、自分に出来る事を、自分が出来るタイミングで、今後も粛々と行動に移していきたいと思います。
みんなで乗り切っていきましょう!!!