行政書士試験が近付いてきたせいか、最近当ブログでは試験関係のページへのアクセスが増えています。
それと同じくらいに最近アクセスが増えているのが行政書士の廃業に関する記事です。
大きな山場を迎えて受験パンカーになって廃業率とか調べだしちゃう気持ちもわからなくはないですが、そんな記事を読んでも良いことは何一つないのでただちにやめましょう。
勉強の息抜きに試験が終わったらどうしようということを考えたいのなら、『自分は行政書士資格をとったら何がしたいのか?』について考えてみるのが良いと思います。
受験生の方や合格者の人と話をしてて多いのが、「ぶっちゃけ行政書士が何が出来るのか詳しく知らなかった」というものです。
そして恐らく【行政書士 廃業】で検索をするのもこの層の人なんじゃないかな~と勝手に思っています。
知らないなら知ればいいだけです。
勉強と同じで、知れば興味もわいてくるし、興味がわけばもっと知ることが楽しくなります。
そうやって楽しく行政書士とはなんぞや?ということを調べている内に『自分は何がしたいのか?』についても見えてくると思います。
何をしたいのか、心がはっきりすると勉強にも向き合えるし、楽しさが変わってくると思います。
やりたいことは行政書士資格で出来ることですか?
なんとなくやりたいことが見えてきたぞ!となったら次に調べるべきは廃業率ではなく、『それは本当に行政書士資格で出来る仕事なのか?』ということです。
行政書士が出来る業務範囲は広範であるという噂はなんとなく皆さん聞いたことはあると思います。
しかしそれは世の中には結構な数の営業許可や手続きがあるからそう言われるのであって、法律を使ったありとあらゆる業務が出来るわけではありません。
そういう意味合いで言えば、むしろ出来ないことの方が多いと言ってもいいかもしれません。
行政書士試験は合格したものの、実際に仕事を始めてみたり開業を視野に実務の勉強を始めてみたらここに気が付いて、やりたいことは行政書士じゃなかったと他資格へ進路を変えていく人も多く見ています。
やりたいと思っていることが本当に行政書士資格の範囲で出来ることなのか?については早い段階で確認しておいて損はないと思いますよ。
仮に、行政書士資格の範囲では出来ないことだった場合は新たにそっちへ向けてスタートを切りなおせばいいだけです。
その時にも、今まで頑張ってきた行政書士の勉強をただ捨てるのではなく、例えばそのやりたいことをするにあたって必要な資格にプラスして、行政書士も持っていれば優位に働くことはないか、相乗効果が見込めるような業種はないか?等も検討しておきましょう。
案外そういうところからあなた独自のビジネススキームが生まれるかもしれません。
自分のやりたいことは行政書士で間違いありません!
やりたいことは見つかった!それは行政書士資格の範囲でできることだった!とここまでくれば後はもう試験に受かるだけですね。
そこまで明確に目標が見えていれば気持ちがブレることもないでしょうし、しっかり試験勉強にも向き合えると思います。
そして、試験が終わったら自分は何をすべきかについても自ずと見えてくるのではないでしょうか?
行政書士試験まであと1か月。
皆様がこれまで積み上げてきたことを本番で十分に発揮できるよう願っております。