ギョーショのオンラインGYMはこちら

現在の日本におけるeスポーツとは?

前回のブログでは、eスポーツに係わる就労ビザを取得するというのはどういうことかについて、入管業務を行なう行政書士としての視点を中心に書きました。(前回ブログ→eスポーツと法整備

今回は前回の続きとして、eスポーツが日本においてどのように取り扱われているかについて、今後もっと日本でeスポーツが盛り上がってくれることを望んでいるいちファンの行政書士として書いてみたいと思います。

 

eスポーツのプロリーグとは?

現在の日本国内で、これはプロリーグですと認められているゲームリーグがどれぐらいあると思いますか?

なんと、League of Legends(通称lol)のみです。

他にも活発に大会が行なわれたり賞金が出るものもあるのですが、入管の規定するプロリーグとなるには、母体がプロリーグですと認めて、かつ、その母体が入管に対して「我々のゲーム大会はプロの大会なのでプロリーグとして認めよ!」と働きかけて、入管にオッケー!と言ってもらわなくてはならないのです。

なんという遠い道のりでしょうね。D〇Mさんはうちはプロ大会ではないですよ~!と言ったりしているようなので企業側としてもまだ様子見の段階なのでしょう。なにせ、プロリーグと謳わなくても今まで通りに集客も宣伝も出来ちゃいますし、逆に、プロリーグだということでもしかしたら今後何らかの規制がかかってくるかもしれないというところを懸念している企業も多いと推測されます。

そういった事情もあり、日本ではアメリカのゲームであるlolしかプロリーグはありません。

いくつかのリーグがあり、その上で1部所属の者だけプロと認めるというのならまだしも、1つしかないリーグの1部のみ。この狭き門で興行ビザを得て日本で就労出来る外国人プロゲーマーは果たして何人いるのでしょうか。

何よりも懸念されるのは、日本のゲームで世界的にも認知されているゲームはいくつかあるにも関わらず、日本のゲームでのプロリーグは現段階では存在していないのです。

「ゲームは一日一時間まで!」「ゲームや漫画ばかり見ているとバカになる」

この呪縛からいかに日本がまだ解き放たれていないかを感じざるを得ません。

 

教育とは?ゲームとは?

ゲームばかりしていると凶暴性が増すという意見は因果関係が証明されていないにも関わらず、あたかも真実のように言われていたりすることもありますね。バカになるも同じぐらい言われているように感じます。

外に出て遊ぶのは健康的でいい事だけれどゲームは体に害を及ぼすというのもよく言われますが本当にそうでしょうか?

プロスポーツ選手には選手生命と言われる、その競技を第一線で活躍し続けられる期間というものがあり、それは競技によって異なるのですが、その理由は競技毎に求められる高度な技能に違いがあるからですよね?

ボクシングやサッカー等は比較的短く、それに比べるとゴルフや将棋等は長く続けられる競技だったりします。ではeスポーツの選手生命はどれぐらいか?

どのゲームを軸としているかによって差異はありますが、一流と言われるレベルのプレイが出来るのは20代までというのが通説です。特にlolなどのMOBAオンラインゲームは、一度にかなりの情報を処理する能力が求められるので20代前半で第一線を去ることも多いそうです。

(MOBAとは→マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナの略称で、ものすごく簡単に言うと、それぞれのプレイヤーがオンラインフィールド上で、敵と味方に分かれて、味方のプレイヤー達と協力しながら敵チームの本拠地を破壊して勝利を目指すといういわゆる戦争ゲームのことを指します)

この、一度に多くの情報を処理する技能というのはとても脳を働かせますし、動体視力も相当必要となります。遊びで行なうのは別として、プロレベルで戦うには怠けていて出来るものではとてもありません。

これはMOBAゲームに限ったことだけでなく、皆様にもなじみのあると思われる格闘ゲームでも同じことは言えます。プロで活躍されている方は1フレーム(1/60秒)単位の世界で物事を処理し、コマンド入力をしながら競技を行なっているのです。一般人の動体視力では到底太刀打ちできません。

また、プロ格闘ゲーマーで有名な『ときど』さんは東大卒のプロゲーマーとして名を馳せていることからも、ゲームが人間を堕落させるというのはいかに穿った見方なのかということがわかると思います。

ときどさんはゲームを続けるために東大を出たと仰っており、世間の偏見がいかに間違っているかを実証するために東大を卒業してしまうという強い意志と頭脳をお持ちです。

ちなみに私はこの記事において、ゲームをしていると賢くなるとか強い意志が育つとか動体視力のトレーニングに良い等と言いたいわけではありません。ゲームをしていても、ゲームをしていなくても、全ては本人次第だと思っています。

 

プロゲーマーのコーチとは?

さて、先ほどの項目でプロゲーマーは他のアスリートと変わらない技能を求められるというような内容の事を書きました。では実際にはどのようなコーチングを受けているのかについて少し触れたいと思います。

プロゲーマーのコーチは選手に対して何をするかというと、ゲームの指導を行なうだけではありません。野球やサッカーなどのプロスポーツ選手のコーチと同じように、日常生活の管理まで行なうのです。

体力作りのための基礎トレーニングや食事の管理にメンタルケアまで、実に様々な角度から寄り添い、一流の選手を育成しているのです。

よって、「オンラインゲームだったら海外にいてもインターネットを通して教えてもらえばいいじゃん」なんて話では済まないのです。トップを争う選手になるために大切なのはゲームの技能だけではない、その他の部分がどれだけ競技に向けて整えられているかということです。

だから、海外から監督やコーチに来てもらって、選手のそばで指導をしていただく必要があるのです。そこがちゃんと行政も理解できれば、「eスポーツ関係は興行ビザね」なんてひとくくりにしちゃうことにはならないはずなんです。

リーグに参加する時(興行中)だけ指導してもらうのでは意味が無く、本来は継続的な就労が必要なんです。こういった事を認識していただくためにもファンはもっと声を大きくして応援していかなければならないなと感じました。

 

最後に

2回に渡ってeスポーツについて書いてきましたが、少しは興味を持っていただけたでしょうか?w

実は来年の2月にはeスポーツの大きな大会であるevoが日本の福岡で開催される予定となっています。

大会公式サイトはこちら→https://www.evojapan.net/2019/

AKIHABARAENCOUNTの代表も仰っていました。

「少しでも多くの日本人に、もっとeスポーツを知ってもらいたい。ゲームのことなんてわからなくてもいいから、とにかく一度イベントを見に来て欲しい。」

今年はラスベガスで開催されたevoですが、もちろん見に行けるはずもないので私は画面を通じての観戦でしたが、それでもとても見応えがあり、様々なドラマがあり、本当に面白かったです。

ですが、やはり生で見るからこそ、会場での活気や選手たちの息づかいに触れるからこそ感じられるものも多くあるのだと思います!(←私はすごく生で見たい!)

福岡旅行に行くついでにとか、近所だからちょっとだけ、というのでも十分だと思います。一度、ゲームを通して行われるこの競技を、それに人生をかけて本気で挑んでいるプレイヤー達を、応援していただけたらと思います。

 

※ここまで熱く語りましたが、私はeスポーツ業界関係者では全くありませんwww

ただのいちファンとして、いち行政書士として、eスポーツを応援したいと切に願う者です。

また、eスポーツに対する私の知識にも偏りがあることも想定されますが、本職でも関係者でもありませんので、そこは生暖かく見守っていただけると幸いです(^^;