行政法の点数を上げる方法(考察)。

昨日は民法についての考察をまとめたので、今日は行政法についての考察をしていきたいと思います。

行政法は範囲が広く、また出題数も多いので、まず、行政法という範囲をその中でも更に細かく区切って、<総論・手続法・不服審査法・事件訴訟法・国家賠償法・地方自治法>の6つに分けて考えていきます。

今回の模試で私の正答率が低かったものは、手続法と地方自治法でした。そのことについて、昨日予備校の講師の方にも相談して確認したのですが、行政法の中でも手続法と地方自治法には大きな特徴があって、それは、「条文を覚えていれば解ける問題がほとんどである」ということです。

判例などがあるわけでもないので、理解を問う問題ではなく、知識を問う問題しか出しようがない分野なので、試験対策としての暗記で対応できる分野ということになります。

以上の点から、この分野に関しては隙間時間や寝る前にひたすら条文を読み込むという作業で対応していくしかないので努力がモノをいうということですね。逆に言えば、苦手にはなり得ないということです。どれだけ努力できたかが得点に繋がるので、行政法で一番スピーディに点数を上げられる項目となるでしょう。

 

次に、今年しっかり勉強しておくべきは<総論>だと講師の方は言っていて、この総論に関しては判例もたくさんあり、理解を問われる問題が多いことと、今年の記述問題は総論が出る可能性が高いことを理由として挙げていました。

私の場合でいえば、判例や事例があるものは一度聞くとほとんど忘れないので得意分野に当たります。ですので、言葉の意味を正しく法律用語で説明できるように知識をはっきりさせておくという作業が必要かと思います。

<不服審査法・事件訴訟法・国家賠償法>この3つも事例や判例が存在する項目で、また、問われる論点も事例として考えやすいものばかりなので、私の中では苦手な意識はありません。

一つ一つの用語の意味、法律の内容、要件→効果、これをしっかりはっきり知識に定着をさせるという民法と同じ勉強法で挑みたいと思います。

 

ここまでの努力を8月の1週目終わりまで行ってみて、一度市販模試をし、得点力にどういった変化があったか、あるいは無かったかを確認してみたいと思います。

答えがわからない以上は試行錯誤を繰り返すしかないので、とにかく私にできることは最後まで努力をやめないこと、諦めないこと、今年受かるんだという意思を強く持つことだけです。

どんどん追い込みムードになり、これからは孤独な戦いになってくると受験経験者の方がおっしゃっていました。最後までモチベーションを保てるように気をつけます。