行政書士試験を終えて想うこと。

試験が終わってから今まで我慢してたことを色々やって、だらしなく過ごす期間と決めてとことん楽しくダラダラと過ごしました。

自己採点の結果としては記述以外で142点です。記述は2問は完答できていますが、1問は微妙な感じで、一応結果待ちではありますがまぁ、来年また頑張らなくてはいけないだろうと実感しております。

今回の私の一番の敗因としては、憲法がちゃんと解けなかったこと。もともと憲法は割と得意だったし、市販模試などを受けても5問中3問は確実にとれていたので悪くても3問はとれるものだと思いそんなにしっかり勉強もしていませんでした。

ところがフタを開けてみれば1問しか正解していませんでした。改めて問題を見直してみると、どうしてこれが取れなかったのかという問題もありました。

落ち着いて受けれているつもりでしたが、どこか上ずっていたのかもしれません。それにしても悪くても3問、良ければ4問はとれる前提だった憲法が1問というのは大きな痛手でした。

 

次に苦手な行政法。これは直前期の詰め込みでどれだけ追いつけるかの勝負でしたが、正解できたのは11問です。目標としては15問とりたかったのですが、これはもう本当に実力がそのまま出た部分なので、納得の低得点です。

民法は7問正解で、これも落ち着いて見れば8問は確実にとれていただろうと思うのが残念ではありますが、それも含めやはり実力がそのまま出た結果でしょう。

会社法は3問正解で、これも普段の模試通りの結果なのでそんなもんかなって感じです。

トータルとして憲法で8点、行政法で16点の合計24点を取り損じたのは一重に私の詰めの甘さが原因だと思います。「たられば」の話をするのは好きではありませんが、もしこの24点がとれていれば168点で記述2問は完答(資格学校の回答によるものですが)できているので合格へ王手がかけれていたのでしょう。

 

一般知識に関して言えば私は個人情報保護法、行政機関個人情報保護法、情報公開法は対策をしていましたが、その他は一切対策をしていません。文章理解も元々得意だったので対策しませんでした。

情報で2問、文章理解で3問、残り1問はなんとかとれるものが必ずあるはずだ、というような状態で挑み、実際情報2問と文章理解3問はとれました。その他でなんとなく当たったのが2問で足切りはクリアできました。

予備校仲間は今回は一般知識すごく難しかったと言っていたのですが、私にとっては一般知識はいつも難しく、とれるところを取る以外に道は無かったのでここは作戦通りにうまく運べたのは良かったところだと思います。

 

総評として、試験時のコンディションは肉体面も精神面もどちらも悪くはありませんでした。模試ではもう少し択一でいつもは点数がとれていたんだけどなーという結果になったのは緊張のせいなどではなく、本当の自分の実力が如実に結果となって表れたの一言に尽きます。

3月から勉強を始めて、仕事以外でひとつのことにこんなに長く取り組んだのも、勉強をしたのも生まれて初めてのことでしたが、それなりに努力はしたつもりでした。

ですが、予備校仲間の結果を聞いていて感じたことは<正しい努力は裏切らない>ということです。

記述以外の点数で180点を上回った方、また、ほぼ180点に近い点数をとられている方々はちゃんと努力をしておられる方々でした。ゼミをしていても毎回着実に定着した知識の量を増やし、同じ間違いを繰り返さなかった人たちがちゃんとそういう立派な結果を出していました。

クラス約20人くらいの皆さんと交流し、ゼミを行い、励まし合ったりしながら勉強してきたからこそ自分の努力量から導かれた結果にすんなりと納得がいきました。

目標予定より足りなかった24点というのはそのまま私の努力が足りなかった分だけの点数です。

思い返してみても、私にはその24点をとるだけの勉強をする時間はとれたのです。遊んでいる間、ついついと昼寝をしている間、テレビを見ていた間。惰性を切り詰めれば確実に取れました。

そして実際に結果を出している人はそういう切り詰め方ができた人たちだった。なので心の底からおめでとうと言えたし、それぐらい努力をしていたのに一般知識で夢を折られた人に対しては心が痛くてたまりませんでした。

 

結局のところ私は試験が終わって涙が出るほどには精も根も尽き果ててはいなかった。それが一番悔しい気持ちです。トータルで90%程度の努力しかできていなかったのだと思います。

もちろん90%でも大変だったし辛い時もあったけど、この試験に受かるには120%の努力がいるのだと知ることができました。だから、来年は必ず合格します。

まぁ、一応は結果待ち状態の「ざわざわゾーン」なので結果が出て本当にすっきりするまでは合格者の方と一緒に会社法の勉強をしようと思います。

 

最後に、行政書士試験を受けると決めてからの期間、本当に毎日が充実していたし、とても楽しかったです。そして今もまた次に向けてうきうきしています。しかも次は仲間も最初からいる状態でスタートなんですよ!

目標があれば、限りある時間の中から、生活していくだけで精一杯な日々の中から、それでもなんとか時間を見つけ、作りだし、もがくことができます。そういうことを教えてくれたこの試験に、仲間に出会えたことに心から感謝します。

本当にありがとうございます。