今日から3回に分けて、記述問題の演習が予備校で始まりました。私自身としては実際に記述問題を解いたのは前回の模試に出題されていた3問(民法2問、行政法1問)だけなので、自分の記述問題への対応力はいかなるものかとヒヤヒヤしながら挑みました。
講師の方に教わったのは、<聞かれたことを聞かれた通りに答えること。>ということです。例えば問題文が、「このような場合、どのような権利に基づきどのような請求ができるか答えなさい」等と書いてある場合に、①どのような権利、②どのような請求、というこの二つを当然に回答の中に必ずいれる。
そして、文章としてまとめる際に、「○○権に基づき、●●の請求をする」という問題で聞かれたままの文章をオウム返しで書き上げるということです。
この通りに回答を導くために私はまず余白に①→○○権、 ②→●●請求、 要件は△△と◆◆、 のような具合に一度箇条書きにしてから下書きのマス目を埋めます。そして見直しの後、微調整。
問われた質問に対して素直に答えるというのは国語のテスト等では当たり前のことなんですが、言われみてすごく納得というか、対策も何もないまま模試を行った時にはそんなこと考えもしないし、また、答案内容も恥ずかしいものでした。
ですが、今回は言われた通りに考えることに集中して演習を行ったせいか、自分の中で何を聞かれているのかが明確になりました。問われていることが理解できればあとは知識をひっぱり出すだけです。
さすがに間違いなく満点だなというような答案は今日は導きだせませんでしたが、どれもキーワードは半分以上拾えていたので苦手意識は薄まりました。
結局、記述問題っていうのは、文章理解&法律の横断的理解なんだなぁと感じました。特別に記述だからって構えたり、記述問題のための対策にたくさん時間をとったりはしなくてもいいのかなと。
問われている内容が理解できなければ元も子もありませんが、使う知識は択一の時に必要な知識と同じです。だったらしっかりと今のまま知識の隙間を埋めたり、流れ出た部分を補修する作業の延長に得点が見えてくるのだと思います。
講師の方が以前仰っていたのですが、文章理解のコツは<自分の意見を無くすこと>。ここで問われているのは自身の感想ではなく、筆者がどう考えているかの1点のみだ。そこに自分の主観を交えて、筆者が書いてもないような内容を勝手に裏読みして付け足してはダメだ。というのが衝撃でした。
私は小説等を読むのが好きで、そこそこの読書量もあったので知らずのうちにこの「裏読み」するクセがついていたようです。それに気付けた時にすごく選択肢が切れるようになりました。
とにかく行政書士試験というものは素直な気持ちで挑むのがゴールへの近道のようですね。。。頑張って素直で愛らしい女性になれるよう日々努力です。。。
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