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契約書について。

この仕事をするようになってから(正確に言えば行政書士試験の受験勉強を始めた頃から)、様々な契約書が気になるようになりました。

逆に今まではどんな契約書にも特にしっかり確認もせずに記名してしまっていたのだということに気付きました。

例えば不動産の賃貸契約書。

私は18歳から1人暮らしをしていたので、1人で不動産屋に行き、自分で物件を決めて契約をしていたのですが、思い返すとその当時は契約書についての説明もしっかり受けた記憶もありませんし、重要事項説明書を渡された覚えもありません。

無知だったとはいえ、そんな状況でほいほいとサインをし、押印してしまっていたんですね。

実際にそれで大変な思いをしたこともあります。

 

『ペット飼育可能であること』

私は当時犬を2匹飼っていたので、これを最大条件として不動産屋さんにお伝えし、家探しをしていました。

その上で、「このマンションは弊社が所有しているマンションなのでペットも大丈夫です」と紹介された物件があったのでそこに入居しました。

すると入居してもうすぐ1年が経過するというぐらいの時期に、帰宅すると玄関ドアに張り紙がしてありました。

『当マンションはペットの飼育は禁止されており、貴殿は違反されていますので速やかにペットを処分するか退去をしてください』

という有無を言わさぬ勧告文でした。

いやー、もう本当にびっくりしましたし、腹が立ったので不動産屋に電話しましたが、

「最初からこのマンションはペット禁止なので飼ってもいいなんて言うはずがない。契約書をよく確認してください。」

の一点張りで取り合ってもらえず、契約書を確認すると確かにペット可能なんて書いていない。やむなく私は泣き寝入りをしてそのマンションを退去し、引越しました。

今の私ならサインする前に契約書を確認し、ペットに関する記載が無ければ特約でペット飼育可と記入して下さいと言います。

 

まぁ、上記内容についてはあまりにもその不動産屋が悪徳すぎるレアケースだったのかもしれませんが(ちなみにその不動産屋は大手の会社です)、何気ないことで泣き寝入りを強いられることって本当に多いと思います。

何かの書類にサインを求められた時は、それがどんなに些細な書類でも、ハンコ無しでも結構ですよーなんて軽いノリで言われても、しっかり裏側や複写ページまで確認することが大切ですね。

私も今はそうしています。