行政書士の学校が主催する、1年に1度の行政書士イベント、行政書士フォーラムに登壇させていただくことになりました。
コロナ禍ということもあり去年に引き続き、ZOOMを利用したオンラインでの開催となります。
ちなみに私は何事もなければ事務所の応接室から参加しようと思っています。
開催日程
日付:2021年7月3日(土)
時間:13:30~17:00
会場:ZOOMを使用したオンライン上
費用:3,000円/行政書士の学校有料会員様は無料
特典:本セミナーの動画がもらえるそうです!
※申込締め切りは2021年7月2日(金)17:00まで!!
詳細&お申込みはこちら ⇒ 『行政書士フォーラム2021』
行政書士フォーラムって何?
各部門のエキスパートの行政書士がそれぞれの知識と経験を持ちより、これからの人たちのヒントになるような言葉を繋ぐパネルディスカッション形式のセミナーのようです。
私も初参加ですしまだ内容詳細が届いていないので、行政書士フォーラムについてはLPに書いてある以上のことは話せません(汗。
今年の登壇者は、以下のとおりです。
- 行政書士赤沼法務事務所/赤沼 慎太郎先生
- 行政書士法人GOAL/石下 貴大先生
- ハイク行政書士法人/石橋 俊之先生
- 行政書士法人シグマ/阪本 浩毅先生
- 行政書士法人第一綜合事務所/若松 直先生
- 行政書士法人あゆみ/松本 亜由美先生
- 行政書士法人つむぎ/德留 さやか
行政書士と相続業務の関係性
今回私がフォーラムで受け持つ担当は『相続業務』となっております。
日頃私は許認可の話ばかりしておりますが、実はつむぎグループ全体としては相当数の相続業務を行なわせていただいております。
相続業務というのはとてもデリケートな分野で、依頼者様のセンシティブな心情に慮りながら、スムースに行政手続きを進める事だけではなく、各種業際にまたがるようなご相談であった場合にどのように他士業と連携し、依頼者様のストレスや負担を軽減できるかということについても考えなければなりません。
私はこれまで行政書士の個人事務所を約7年運営し、そこで様々な相続に関するご相談を受けたり、司法書士さんと共同で『家族の相談会』を定期開催してまいりました。
その時に出会った相談者様のお困りごとはどれも、行政書士だけでは対応できないものばかりでした。
司法書士さんと開催していた家族の相談会でさえ、それは我々では対応ができない内容ですので弁護士さんをご紹介しますという流れになることもありました。
私が去年行政書士事務所を法人化し、かつ、司法書士法人と土地家屋調査士法人と一緒に士業グループ法人という形をとったのにはこの相続業務への対応力を高めるためでもあります。
相続財産に土地や建物が含まれているケースはとても多いです。
では司法書士だけが行なえばいいのではないか?となるとそうとも限りません。
例えば、相続財産にクラシックカーが含まれていた場合、自動車の登録は行政書士の分野となりますので司法書士では行なえません。
例えば許認可が必要な事業を行なっている会社を相続することになった場合は、行政書士がメインとなって舵を取る方がスムースに事は運ぶでしょう。
例えば相続財産を確定するためにまずは分筆や境界確定が済まなければ遺産分割協議書が作成できないというケースでは土地家屋調査士さんの出番となります。
相続が起こる場面やその内容は多種多様で、どの士業がどの割合で進めるのが依頼者様にとってベストな手続きとなるのかは全てオーダーメイドといってもいいのではないかと思います。
なんのために士業には色んな資格があって、それぞれの専門分野があるのか。
その答えが『依頼者の利益に資するため』にあるのだとすれば、それぞれの士業が自分の専門分野を責任をもって担当し、他士業へスムースに引き継ぐことが重要なのではないかと私は考えています。