事業継続力強化計画にかかる認定がおりました。詳しくはこちら

子供がいる女性は働けない?②

前回のブログ(子供がいる女性は働けない?①)では主に保育園や幼稚園にお子様が通われている場合に起こりがちな問題をどう解決していくかについて焦点をあてて書いてみました。
今回は保育園や幼稚園にまだ入っていない未就学児を家で見ている方が働くためにはどうしていけばいいのかについて考えてみたいと思います。
この状況にある方は既に保育園や幼稚園にお子様が入学されている場合よりもかなり就労へのハードルは上がります。
恐らく現状は専業主婦である方がほとんどでしょうし、何より3歳以下のお子様の体調は非常に不安定なのも不安になる要因の1つですね。
今から保育園に編入させたくても専業主婦の方は保育園に入れる可能性は低く、先に就業先を見つけなくてはなりません。
しかし、先に就職を決めたところで保育園に確実に入れるとは限らない状況では就活することもままなりませんし、そこへ理解を示してくれる企業も少ないのが悲しい現実です。

近くに親族が住んでいて、もしくは同居していて、その親族が若くて健康でその上に平日は家にいる方であれば、幼稚園に入れるまでの数年を頑張って子守をして欲しいと頼める場合もあるでしょう。
ですが、そんなラッキーな環境にある方はあまりいません。
大半は保育園にも入れず、近くに毎日子供を任せられる親族もいないから悩んでいるのです。

さて、ではそんな環境にあっても働きたいんだ!と考えた場合、どうするべきでしょうか。
この場合は残念ながら、『やりたい仕事』ではなく、『やれる仕事』を探すしかありません。
独身時代は事務職をしていたのでスキルを生かして事務の仕事がしたい!と考えていたとしても、この状況でどこかの会社へ通って事務の仕事をするのは社内託児所完備などの福利厚生がしっかりしている会社でもない限りは不可能です。
またそんな会社は一部の大手企業を除いてほとんどありません。
そんな会社に出会えて就職を勝ち取れる一部のラッキーな方以外は、未経験の業種でも、しんどそうでも、給料が最低賃金しかもらえなくても、働けないよりはいいというぐらいの気概で就労に挑まなくてはなりません。

例えばポスティングの仕事は体力的には相当にしんどいですし、賃金も高くはありませんが、決められた量数を配布すればいいので就業時間に縛りは無く、好きな時間に好きなだけ働くことができます。
また、大変ではありますがお子様をを抱っこ紐や自転車に乗せて就労することも可能です。
更に例えば家で出来る仕事としては、競争率は高いですが今は内職でも従来的な工作ものから原稿作成を行なうものまで様々なものがあります。
あまりお勧めはできませんが、チャットレディというのも新しい内職の1つでしょうか。
必ずしもやりたい仕事ではないかもしれませんし、納得のいく収入にはならないかもしれませんが、幼稚園に入れるまでの数年間を必死に節約して貯金を切り崩して生活するのか、納得のいかない仕事で少しの収入を経て社会経験を積み、その後の就活に備えるのか。
どちらが自分のライフスタイルに合っているのかを一度は検討してみるのもいいのではないでしょうか。

ちなみに上記では触れませんでしたが、このタイミングで『一念発起して自営業を始める!』という選択肢もあります。
次回は子供のいる女性が自営業を始めるという選択をするとどうなるのかについて、私の実体験も交えて書いてみたいと思います。