行政書士試験に合格された皆様は開業か就職か今とても悩んでいる状態だと思います。
私自身のことで言えば、最初から開業ありきで資格取得を目指していたので合格後は開業に向けて一直線に突き進むだけでしたが。。。
去年から様々な合格者の方とお話させていただいていて思ったのは、合格してからその先のことをとても悩んでいる方が男女年齢問わずに多いということです。
そして皆様が悩んでいる一番の理由はダントツで<食えないって聞くから>なんですね。
人それぞれ色んな考え方がありますし、お立場によっても状況は大きく変わってくるとは思いますが、そこは悩むポイントでは無いんじゃないかと私は個人的には思ってます。
行政書士食えない問題に関しては様々なところで様々な人に議論されていますが、そもそもそれ、鵜呑みにできますか?誰かは食えると言い、また誰かは食えない或いは食えなかったと言う。
そこから結論付けられる事といえば<食える人も居れば食えない人も居る>という当たり前のことだけだと思いませんか??
となると問題は、<自分は食っていけるのか?>というところですよね。
さて、これはどこで調べて誰に聞けば解決すると思いますか?
身の回りの友人や身内はもちろん親身に相談に乗ってくれるでしょうし、アドバイスもくれるでしょう。そして、必要があればあなたに仕事をお願いするとも言ってくれると思います。
さて、ではその仕事が実際に発生する可能性はどの程度ありますか?発生したとしてどのくらいの量と頻度がありますか?そして身内からあなたはどの程度の報酬をもらいますか?全て検討した上で、それで食っていけますか??
同期や先輩行政書士であれば対応は2分化されます。応援してくれる人と足を引っ張る人です。
さて、自分が相談している人は本当にあなたを応援してくれているタイプの人と言い切れますか?本当に応援してくれている人だとして、その人が自分でイチから積み上げた知識や経験や仕事をあなたに分け与えてくれますか?あなたはその方が苦労の上に積み上げたそれらを平然と受け取るつもりですか??それで食っていけますか??
結局、考えるのも決断するのも自分です。となればどんな方法を選択するかで食えるか食えないかに差が出るのは当然で、自分が食える側に立てるかどうかは自分次第としか言いようがありません。
そもそも人の意見に左右されて自己判断や意思決定ができない人は経営者には向かないと思うので開業はお勧めしません。就職されたほうがいいでしょう。
考えるべきなのは食えるかどうかではなく、どうしたら自分は食っていけるか。その手段を、もしくはビジョンを自分は持っているのかということです。現在持っていないなら一度本気で必死に考えましょう。一生を左右しうることなんですからそこにありったけの時間を使うべきです。
それを考えられる人ならば環境が許すのであればチャレンジしてもいいのではないでしょうか?