事務所の広告について、昨日、今日とずーっと検討していた案件があります。
私は自分が以前web広告の代理店に勤めていたことがあるので広告の大切さや、文言の選び方や見せ方ひとつでとても大きく効果が変わることも知っています。
ですが、費用もかかることですし、時期の問題もあります。事務所をどう運営していくのかを考えた時に、まず広告費をかけるならHPからと決めていたので基本的に広告の営業はお断りしていました。
その上で今回悩んだのは地域特化型の広告だったからです。
私の事務所がある地域で一番大きなお祭りが開催されるのですが、そのお祭りの広告とともにその地域の会社や店舗、病院などを広く世間に知ってもらおうという目的の広告を新聞一面を使って毎年掲載していて、今回それに出稿しませんか?というお声がかかったのです。
単なる広告効果だけでなく、地域参入のご挨拶も兼ねることができて、特にこの地域の人たちがこの記事を見かければほとんどの方が一旦は目を通してくれる可能性が高いのではないかと考えたので、検討の余地があるかと思い、返事を保留にしていました。
結果的にはお断りしたのですが、断った理由としては、広告代理店の方から示された資料には簡単な概要とレイアウト見本、去年の掲載記事しか載っておらず、その新聞の購読者数や、どの地域にまで配布されるのか、前回の広告掲載者のリピート率など、本来必ず必要であるはずの情報が一切無かったことです。
それらの数字がなければコンバージョンの計算もできませんし、費用対効果をはかることも不可能です。また、他の媒体に掲載する時の参考にもなりません。
打ち合わせをする時間があり、そういった疑問点を全て解決してくれるのであればもう少し前向きに検討してもよかったのですが、今回は締め切りがギリギリということもあり、申し込みから校了までの期間もたった一日という有様でした。
そんな突貫で選んだ文言で果たしてどれだけの効果が期待できるかと考えるとそれはもうどう考えても綿密に考えて計算された文言との差は自明の理です。
それでは今回は見送って、また来年機会があれば検討する方が有意義な広告費の使い道なのではないかというのが今回出した結論でした。
これからも広告だけに限らず、様々な選択をしていくタイミングがあると思いますが、私なりにしっかりと考えて、いち事業主として責任ある答えを出していきたいと思います。
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