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開業にHPは必要か。

行政書士の開業だけに関わらず、相談者さまに新規事業立ち上げのご相談をいただく際に必ず話題に上るのがホームページです。

私は前職で事業者さまに必要なあらゆるものを販売する営業会社で営業マンをしていた経歴がありますので、ホームページの販売やディレクション業務も行なってきました。

ですので、ホームページ業者の内情も知っていますし、意味のあるディレクションを行なうためにホームページの効果についての勉強も当時行ないました。

そういった立場から、新規事業立ち上げの相談者さまや依頼者さまにはその方のビジネスプランに応じてその方へ対する最適な回答を行なうように努めておりますが、この時期は行政書士として開業準備をするにあたってこの質問をされる方が多いのでここでこの質問についての私の考えを書いておこうかと思います。

 

まず最初にお伝えしたいのは、この質問をされる開業志望者の方の多くは漠然とこの質問をしにきている方があまりにも多いです。

漠然とした質問にはこちらも漠然とした返答しか出来ません。ですので答えはこうなります。

「無いよりはあった方がいいでしょうね。」

これは面倒がって適当に答えているのでは無いんです。はっきり言うとあなたの質問の仕方が悪いです。

開業にホームページは必要か?この質問に答えるためには最低でもあなた自身の情報やビジネスプランについて開示してもらわなければ適切な返答はできません。

開業する地域は?ターゲット層は?専門業務は?集客プランは?使える費用は?

こういった基本的なことだけでなく、どのように働きたいのか?という部分まで明確になっていればより踏み込んだお話も出来ます。

 

 

例えば、『地方都市で地域に密着した事務所を目指す。』というビジネスプランだとします。

まずその地域の同業他社はどの程度あるのか、なんの業務で成果を出しているのか、その地域で暮らす方はどのような方が多いのか、等の必要な情報をしっかりマーケティングしましょう。

そして、競合がいればそこへ参戦するのか他の業務を専門にするのか、競合事務所はどのようなホームページを持っているのか、によっても回答は変わります。

また若い世帯が多く暮らすのか、高齢者が多いのか、会社の数や職種はどうかによっても当然に、適切な広告方法は変わりますよね。

高齢者の多い地域で地域の人だけに向けて遺言や相続についてのホームページを作成することに意味があると思いますか?

 

以上のことからもわかるように、きちんとビジネスプランが出来ていればホームページが必要か必要でないかについては明確に自分で答えが出せるはずです。

ここまでしっかり考えた上でその情報を開示いただき、「効果的なホームページにするにはどうすればいいですか?」という質問をするのが適切なのではないでしょうか?

質問への回答を求めるということはその相手の貴重な時間をいただくわけですから、礼節をもって行ない、不適切な質問は出来るだけ避けましょう。

それが出来ないのであれば有料のそういったセミナーに参加するか、相談料を支払ってその時間をお客様として購入すべきではないでしょうか。